サバコ 全作品・立体編![]() 国際彫刻ビエンナーレ SCULPUTURE BY THE SEA 2015 Aarhus, Denmark |
| ほとんどはドローイングをもとに脳内で三次元化しマケットを起こし、繰り返し作ったり、より大きく作ってみたりしています。コンペティションに出品したものの中には評価を受けたものもあります。出品してないものもたくさんありますが、それらももう少し現出できれば世に出してもいいのでは、というのがモチベーションになっています。まだ形にすらなってないものもありますが沢山のものから私のオリジナリティーやメッセージを感じてもらえばと思います。 |
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イノセンス:無垢、無邪気。数千年もの古代の遺物を現代人が目の当たりにした時、未だ解明できない謎はあるものの、子孫としての我々が受ける感動には古代人とさほど違いがないように思います。それも直感というべきものにより受ける何かしらのメッセージや感動がほとんどと思います。その後人類はさまざまな分野において知恵やワザを獲得することになり、描画や彫刻においては高度に進化し表現の多様化を見せることになります。サバコの作業のとっかかりとなるドローイングには一度常識を外してみないと謎ばかりが浮かんでなかなか入ってこない。それが立体になっても人類地球社会をベースとしたものでもなく情感を寄せ難い感はあるものの、古代の遺物によくある謎みたいなものとして概念的にとらえるようにしている。ドローイングや試作段階の立体のいくつかにはたびたび登場する形体があり、強い思念からの現れのようだ。普通モチーフを視覚的に捉えて身体内で咀嚼し表現様式に移行することが多いのに対しそうではなく、概念から直接、形体を紙に描きとるため思念が強いが、とはいえ脳内イメージから形(しかもアンフォルメルでなく)を捉えるのは非常に難しいし苦しい作業ではないかと思う。 美術家であり夫である安東幸夫 |
| 私の作品にかなりの頻度で現れるポポルグリフ(Poporgliph)は、私の造語であり、言語を超越して何かしらある共有感を得る図形、はっきりとした文字列ではなく記号のようなものを描いたものの総称です。 |


| サバコの作品は、一種の生命体を描くような有機的な形態を持ち、コミックや子供のおもちゃの半シュー ルレアリスティックな言語を適用しています。社会の変化、身の回りで起きた事象に無意識下に少なから ず反応し、バタフライ効果のように直感的に形を変化させます。まず簡単な形を描き、初めの段階を終え ます。そして次の段階へと形を整理していきます。サバコの独特な特徴は、どの作品にも見てとれる活発 な表現と明快さです。 |
| 「ギョレメの神託」は目に見える世界を超えた、魂を体現する芸術の幻想的な素晴らしいパワーをチャージ した作品であり、漫画や子供のおもちゃの半現実主義的な言語を応用している。古代からの原始的なエネ ルギーが、アーティストのイマジネーションに火をつけ、馬、テーブル、3つの頭を持つ司祭、そして饗宴 の鮮やかな色彩で飾られた驚くべき獣を創り出した。 |
| 私たちは、サバコの活気に満ちたユニークな仮設アート作品「ドリーム・オブ・キプロス」を、メルボルン のペニンシュラ・リンク・フリーウェイのランドマークとなる彫刻として開発することを提案している。 ドリーム・オブ・キプロスは、精神を高揚させ、五感を刺激し、楽しみを求めるオーストラリア人の性格を 称えるようにデザインされたアート作品である。高さ10メートルのこの作品は、高速道路沿いの目を引く 歓迎のランドマークとなり、その後、その陽気な色彩と遊び心のある形が、人々をマクレランドのパーマネ ント・コレクションに引き寄せることだろう。ドリーム・オブ・キプロスの別世界のような彫刻的フォルム は、オーストラリアの動植物を反映した鮮やかで飽和した色彩によって強調されている。精神と楽観主義を テーマにしたこの作品は、オーストラリアのエネルギーに呼応し、幅広い多文化の観客に語りかける。 彫刻のデザインは、オーストラリアのパブリックアート・キュレーターおよびクリエイティブ・ロードのプ ロジェクト・マネージャーと共同で行われ、ティルト・インダストリアルデザインが屋外に適した高品質の 堅牢な素材を使用して製作する。幅広い普遍的な魅力を持つサヴァコの気まぐれな彫刻作品『ドリーム・オ ブ・キプロス』は、人々に自分自身の中にある明るい精神を見るよう促すだろう。 |
| ザ・ランディングにある私の活気に満ちたユニークなアートワークは、主要な歩行者天国やレクリエーショ ン・ゾーンのデスティネーションとしての魅力を高めるだろう。人目を引く大胆なランドマークとして、 この作品は人々を川辺に引き寄せるだろう。 作品のスケールは印象的で、その場所に特化し、景観の中に巧みに統合される。この作品は、精神を高揚させ、 五感を刺激し、クイーンズランド州ののんびりとした楽しみを求める性格を称えるだろう。 別世界のような彫刻のフォルムは、ブリスベンの亜熱帯植物を反映した鮮やかで彩度の高い色彩によって 強調される。精神と楽観主義をテーマにした私の作品は、この場所のエネルギーに応え、ブリスベンの幅 広い多文化的な観客とつながるだろう。 私のコンセプト開発プロセスには、ブリスベンの環境と人々の観察が含まれます。雲、流れる川の形、青々 とした木々、生き物の表情。この探求から、私が創り出すフォルムは、ブリスベンの個性を体現し、この 美しい街の人々に、彼らと同じように生き生きとして魅力的なマスコットを与える。 広く普遍的な魅力を持つ私の作品は、その陽気な色彩と遊び心のある形によって、人々をランディングに 引き寄せるだろう。大人は子供の頃の気持ちを思い出すだろう。しかめっ面をした通行人は微笑むだろう。 子供たちは発見と想像力をかき立てられ、この彫刻を心の中に持ち帰るだろう。 私の意図は、この作品が、人々が自分自身の中にある明るい精神に気づくきっかけになることである。 |